■千春のお話 |
Part227 辛かったり、嬉しかったり |
お疲れ様です。 2月下旬頃から気苦労の絶えない日々でした。 今日はやっとホッとして、コーヒーをおとしています。 まずー、大護の謎の腹痛事件。 排便の前後に、転げ回るほどお腹が痛くなるのです。 4日間小学校をお休みして、内科に受診もし、よくなりつつあったのに、やっと明日から登校という夜中にまた腹痛。 悩んだあげく、夜中、救急車を呼ぶことに。 大きな病院で沢山の検査していただいたのですが、大きな病気ではなく、腸管の蠕動痛とのこと。 これがやっと改善されたと思ったら、夜中鼻血ぶーぶー、しかも毎晩.涙。 元々鼻炎があり、鼻血はよく出るのですが、立て続けに毎日、夜中出血で。 大護ももちろんそうですが、親も寝不足続きでした... そんなこんなで、大護は全くクロスの練習なしで、栂池ノルディックの大会に出ることに。 結果はご想像通りでしたが、ま、大会2日中1日だけでもでれてよかったなーっと。 そしてもっと悪夢は、あかりのFIS全日本選手権の14位って結果。 大会後、全く連絡が来ないまま、私は先に就寝。 あかりは夜遅くに帰宅していました。 ちょうどその日、団体様が夜中チェックインということで、私はいったん寝て、夜中0時に起きて、フロントへ。 団体様のバスの到着を待っていました。 手持ちぶたさだったので、何気なくPCをつけ、あっそうだ、全日本のリザルト出ているのかな?と FISのページを開きました。 あ、でてるー どうだったのかな?あかりは ん?名前、ない? え? エントリーし忘れてた? 大会出れなかった? んなこと、ないない、エントリー、書留でだしたもん。 マウスでページの下へ向かうと 14番目に SHITAKA Akari 何で? ウソでしょう... やれることはやってきた。 本人も努力を続けてきた。 で、14位ってーーーーー.涙。 何があった? 翌朝、大コケしたことを聞いて、あー.涙、そうだったのか... オリンピック出場の家根谷選手も、まさかの11位... あかり自身も対処できない悔しさがあったのでしょう。 大会後2日間は全く覇気がなく、笑い顔も笑ってない。 1日に何度も寝てばかりいました。 そして4日後にはインカレ=全日本学生スノーボード大会。 これが実質今シーズンの最終戦。 抜かれつ、抜かれつ、抜きつ、最大に抜かれつ...こんな展開だったので、私としてはこのあかりのテンションでは、最終戦も最大に抜かれ、今シーズンを終わる怖い予感にかられました。 これで、やっぱり競技を辞めることになるのかもしれないとも思っていました。 全日本とインカレの間の2日間は、あかりに、次は切り替えて行こう、なんて言葉もかけがたい状況でした。 どんより曇った笑顔を見て、どうにかしてあげたい気持ちがあるけど、どうにもできない。 とにかくインカレには行って、無事に帰ってくれれば。 事故を起こさず、怪我をしないで終われれば。 そんな消極的な考えになっている自分自身に嫌気もさしました。 母親が心配そうな顔を見せるのも、かえって彼女に気を遣わせてしまうことも分かっていました。 ただ、平静を装うのは、苦しかった。 岳さんも同様でした。 口には出さないけれど、こういう時って、家族って、かすかに様子を見ただけでわかっちゃうもんです。 もう彼女も20才。 出た結果を、自分で処理していかなくてはならないでしょう。 そうでないと前に進めないでしょう。 あかりはインカレ当日の朝はきちんと起きて、準備していました。 何をすべきかは、しっかりわかっているようでした。 私はおにぎり作って、持たせました。 最近には珍しく雪の朝で、久しぶりに車の雪を落としました。 あかりの運転する車が出発するとき、一言、何か声を掛けようかなと思ったら、ハンドルを握っているあかりが、窓を開けたので、何?って思ったら、「リヤのウインドウの雪をもう少し落としてー」というので、落としたら、すっと車が発車し、出かけてしまいました。 そして、心配しつつ、1.5日が経過。 大会のための前日練習と大会本番。 長い1.5日でした。 そして、メールが。 インカレ、優勝した って、あっさりとしたメール.笑。 久しぶりに心が晴れました。 あかりは何年ぶりの優勝になるでしょうか。 実はスノーボード競技のインカレって、すんごく出場者が少ないんですけどー。 ってか、5人だけだったそうですけどー.笑。 それでもやっぱり一番っていいですね。 心からおめでとうと言いたい! (あんま、面と向かって言ってないけど.苦笑)。 長いようで短いあかりの今シーズンが終わりました。 |
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