■千春のお話

Part157 スキーはかっこから(笑)

うちのお客さんってみんな凄いウェアーだし、板も最高級ちっく。
堀越家が、「スキーはかっこから」ってよく言うけど、ホントに皆さんかっこいい!

それでまたトイレで思い出した(爆)!
私も若かりし頃、実はかなりのかっこつけしーだったんです。

カザマのジェネシス?、先っぽに穴の空いたスキーが出たら即買ったし、ロシのソロも格好だけで買った(笑)、確か、98000円くらいした。

八方行くならダサイウェアーは着れないから、必ず 2着は持ってきて、ちょっと晴れたらこっちのウェアーで、みたいなことして、宿の人に「あれ?昨日と違うウェアーだ、これいいねぇ」なぁんて言われると、「そう?前のモデルだよ」なんていいつつも、心中では「やった!」みたいな(笑)。

当時はワンピが流行ってて、ヤマハやデサントのワンピ着てて。
暑くなると、ワンピの上側を脱いで、袖の所を腰に巻くわけ。
したら、アンダーが見えるわけで、アンダーもテリーの可愛いセーターだったりしなきゃ、気が済まないわけ(笑)。
だからアンダーも超こだわって、たったの 2泊なのに、セーターは持つし、フリースは持つし、はたまた暖かい日は、何故かボタンダウンシャツをワンピの下に着てみたりしてました。

ちょっと人と違うのよ!ってのが自分的にかっこよかったわけです。

ブーツはラングじゃなきゃヤダし、ポールはスコットの蛍光色のヤツだったかな?
1回盗まれましたけど(苦笑)。
そうそう、お酒のはいるストックは何処でも人気で。
だからポールも 2組持っていたような気がする。

当時は日焼けした顔もスキーのステイタス。
焼けたねー、って大学で言われて、うん、週末八方だったから、天気良くてさー、日焼け止め塗ってたんだよぉなぁんていいつつ、ホントは日焼け用ローション塗ってたりして。

長い髪をなびかせて、サーファーちっくに顔は真っ黒、ブランド物のお財布もかなりフンパツ!時計はホイヤーで(ロレックスは買えないから)、カザマのジェネシス、デサントのワンピで、パラレルやステップターンでリーゼンかっ飛ばし、ピタっと足を揃えて止まって、ゆきけむり。
この女の子かっこいぃ〜みたいな視線を浴びつつ、すました顔で名木パンへ。
ポールは持って入らないとね盗まれるから。
で、何故か名木パン(林檎ジャムたっぷり)とビールな私!
そんな八方時代がありました。
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