■千春のお話

Part 145 フロントの難しいところ

私はずっとフロントにいますから、トイレに行くのがけっこう難しいです。
なので、ちょっと岳さんがいるときや、大護がいるときに、
「お母さんおトイレだから、フロント見てて!もしお客さんが来たら少しお待ち下さいって言ってちょうだいね」
とお願いしてトイレに行きます。

用を済ませ、いそいで戻ります。
そのとき、大護の声が聞こえました。
「お母さんはおしっこちゅーなので、お待ち下さい」
・・・・・そこまではっきり言わなくても。。。。
または岳さんは
「千春はうんこにいってます」
・・・・・ひどすぎる。。。。。

トイレも大変ですが、ご飯もけっこう大変。
忙しい日は、いつもフロント裏で飯かきこんでます(苦笑)。
よっしゃ!と食べ終わり、ドンぴしゃでお客様がお見えになりました。
しかしチェックインの説明する私を、お客様は不思議そうに「じーっ」と見ていらっしゃるのです。
こりゃぁ間違いなく口に何かついてるぞ!
完璧だったはずなのに。
あんさーです。
ほっぺたにご飯粒と、胸元にヨーグルトがいっぱいついておりました、かなしぃ・・・。
こんな変なフロントの人は世の中で私だけかもしれません。
紺色の制服の上着にヨーグルト「だら〜」でほっぺたにご飯のフロントの人って考えられないでしょうね、よそでは。

あはは、私だって一生懸命なのでござる。
でも聞いた人や見た人はきっとびっくりしているのでござる。
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