■千春のお話

Part152 スノーボードの難しさ

前回ウインターについてふれたのですが、書きたいことがもう一つ。
ボード競技のアルペン種目に置かれている状況についてです。
(HP界は残念ながら知りません)

スキー競技は中体連・高体連の種目、ところがスノーボードは種目ではありません。
その為、スキー部(アルペンスキー・ジャンプ・クロス)では認められる公欠も、ボードでは認められてもらえません。
例えばスキーの場合、3学期にいくら休んでいても、公欠がとれます。
中学校までは『ボードの大会に出るので、お休みさせてください』、がある程度は通用しますが、
高校からは欠席扱いは当たり前、その結果出席日数が足りず、留年や中退となる生徒が出る・・・現実です。
実際、地元白馬高校のですら、ボードに専念するあまり、留年や中退になってしまった生徒がいるようです。
まぁ、そういう生徒の中には冬以外に、おさぼりしていたり、日常の態度が悪く、大会でいくら成績良い成績を出しても、欠席は欠席!だから留年決定!なぁんて厳しいことを言われる場合もあったかも?ですが(苦笑)。

結局、竹内智香さんのようになりたく、
そして学校だけは出たい場合は通信制の高校などがいいと思います。

中・高体連に入っていない種目なので、公立学校ではスノーボード部作ることができないようです。
そうなると部活としても行動できない→年間を通してトレーニングが出来る環境/ベースが無い、
→どーも半端なことになりがちなような気がします。

大体、競技人口がまだまだ少ないので、ちょっと大会に出ただけで優勝してきてしまうのも、良いことではありません。
タカビシャな人間になりそうですね。
 
そうそう、これも大きな問題です!ボードでは、めったなことがないと食べていけません!!!

色々考えても、やっぱり結果的にはこう思いますね。
オーストリーのようにスキーが国技であったなら、ウインタースポーツに対する国自体の考え方はゼンゼン違うのだろうって。
中国のようにオリンピックでメダリストになった選手は、一生食べていくことが出来る、なんて保証があれば選手はもっと一生懸命頑張るのでは?などなど.....。

結局スポーツ競技の発展はアマチュア精神だけではダメなんだろうなーって!
みなさんはどうお考えですか?
 
さてさて、我が家はといえば
娘 2人はとりあえず今は競技をしておりますが、永遠に続けさせるかどうかは分かりません。
体を作る、色々な経験を積む為だと、私たち親は思ってます。
娘たちはあと何年、競技を続けていく?いけるのでしょうか?
オリンピック出場も自腹らしいので、夢?目標?あんまり考えて欲しくなーい(苦笑)。
本当にそんなことになったら、ホテル売らなきゃいけなくなりまーーーす(泣)。

そんな親の心配をよそに、上の娘はもう高校生。
自分なりの考えや目標もあり、親の言いなりにはならない年です。
来年はどうするんだろう?
よーくかんがえよー♪おかねはだいじだよー♪(呪文呪文呪文・・・)
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